還暦祝いプレゼントの選び方
以前は赤いちゃんちゃんこや赤い頭巾を贈る方が多かったようですが、最近はあまり形式にとらわれず、贈って喜ばれるもの（趣味や身の回り品）が多く利用されています。還暦祝いに赤いものを贈る風習は、還暦が赤ちゃんに還るという意味合いからきています。昔は赤色には魔よけの力があると信じられており、生まれたばかりの赤ん坊には赤い産着を着せていました。生まれてから60年かけて干支が一回りし、生まれた年の干支に還る（本卦還り ほんけがえり）という意味から赤ちゃんの時に産着などに使っていた”魔よけの赤”を還暦を迎えた時に贈るのが風習となって今日まで残っています。現在は赤色のプレゼントではなくとも、お店が赤い包装紙を使用してくれたりしてくれますので、自由にプレゼントを選べる内容になっています。
プレゼントは、贈られる人の趣味・嗜好を良く考え喜ばれるものを選びましょう。一般的には、普段よく使う湯呑みや茶碗が人気です。お酒好きな方に人気があるのは焼酎サーバーや徳利などの酒器が多いです。最近は名入れができるオリジナル品を扱っている店舗も多くなってきていますので、還暦という人生の一大イベントに世界に一つだけのオリジナル（名入れ）を贈るのは大変喜ばれます。名入れ商品は「名入れの唄」「年代別のお酒」「似顔絵」「写真から作る人形」「彫刻の湯呑み」「焼酎サーバー」「ビールジョッキ」「彫刻茶碗」など多種多様にあります。納品に1カ月くらい掛るものもあれば7日前後ほどで届くものもあります。お祝いの時期に合わせて納期をチェックしておきましょう。時間がない方はすぐに届けられる即納商品もあります。店舗ごとに商品が違うので、「これだ！」と思うものがあれば事前に問い合わせをしたり、販売ページを詳しく見たりしてみましょう。きっと気に入る商品があると思います。
贈る人別に考える
お父さん（父）（男性）に人気
お父さんにはゴルフグローブ・焼酎サーバー・名入れの酒などです。お酒系の贈り物が多いようです。お酒を飲まれない方には湯呑み・コーヒーカップ・茶碗・時計などが多く利用されています。お父さんは長い間、仕事を頑張って家計を支えてきた方が多いので、これまでの労をねぎらうような名入れの内容やメッセージが多いです。また、届くまで日数が必要な商品は事前に納期を確認することをおすすめします。
実例：「還暦おめでとう。お母さんと仲良くね」「お仕事お疲れ様。これからは第二の人生を楽しんで下さい。」「長い間、お疲れ様でした。いつまでも健康で長生きして下さい。」「親父万歳！」「お父さんいつもありがとう。いつまでも元気でね。」「祝還暦 正弘の酒」
お母さん（母）に人気
アクセサリー・お花・ネームインポエム（名前の唄）・コーヒーカップなどが多いようです。また、お取り寄せグルメなんかも最近は人気が出てきています。名入れの内容やメッセージはいつも家族を支えてきたお母さんへの心のこもった温かい内容が多くみられます。
実例：「還暦おめでとう。お母さんの子供でよかった」「お母さん長い間家族を見守ってくれてありがとう。これからも元気で長生きして下さい。」「還暦おめでとうございます。お父さんと仲良くね」「60thBirthday Toshiko」「お母さんいつもありがとう。いつまでも元気でね」
両親（父・母）に人気
旅行券・夫婦セット（湯呑みや茶碗など）・フォトフレームが多く利用されています。お祝いのお花と一緒にプレゼントすると大変喜ばれます。還暦祝いに子供達から旅行のプレゼントなんかいかがでしょうか？旅行先でお花とプレゼントを渡す演出をする方も多くいらっしゃいます。感動して思わず泣き出してしまう方もいます。プレゼントされたものを本当に宝物のように大事にしている方も多く、そういった喜びの声も多く寄せられています。
取引先（会社関係・上司）など
取引先など会社（上司）の方には失礼のないように気を使ってしまいます。相手の趣味・嗜好を考え豪華すぎず、安っぽくないものを選びたいですね。人気なのはグルメ券など相手の方の選択肢が多いものです。ゴルフグローブやお花・焼酎サーバーなども人気です。また、会社関係の方へのプレゼントは職場のみんなで予算を出し合うことが多いので、予算の幅もでき、選択肢も広がります。多少高価なものも予算内に入ってくるので満足度が高いものを贈ることも可能ではないでしょうか？
予算で考える
インターネットで還暦プレゼントを扱っているお店では予算別に商品を分けているところも多く、比較的探しやすい状態になっていると思います。プレゼントにお金を使うか、お祝いの席の食事代の方にお金を使うかは皆さん次第ですが、できればお祝いの品はしっかりと形に残しておきたいですね。予算は一般的に5000円以下、5000円〜10000円。10000円〜20000円、20000円以上と区切っている店舗が多いようです。基本的には自分が一番良いと思った分をプレゼントするのが大前提なので、あまり予算に縛られずある程度は自由に考えてみましょう。
還暦プレゼントを贈る時期
数え年61歳の時に還暦を迎えるため、昔は満61歳の時に還暦祝いを渡していたようですが、現在は満60歳の誕生日や家族が集まれる日を考慮して日時を設けてお祝いをする方が増えています。還暦のプレゼントを渡す日は60歳の誕生日でなくともよいです。お正月・クリスマス・連休など家族が集まれる日で問題ありません。最近では父の日や母の日を兼ねてプレゼントする方も増えています。ネットショッピングですと日時指定もできるのでお祝いをする数日前に配送してもらうと安心です。相手方に直接プレゼントを贈ることも可能です。
ラッピングのサービスについて
ほとんどのお店がラッピングについては無料ですが、中には有料の店舗も有ります。よく確認しておきましょう。また、還暦祝いの贈り物なので、包装紙が赤色であるかどうかの確認もした方がよいです。
送料について
送料については○○円以上無料と規定してある店舗が多いようです。しかし、規定以上の買い物をしても沖縄・離島は別途送料が必要な場合もありますので注意が必要です。不明な場合は店舗に事前に問い合わせることをおすすめします。